鹿児島県警の生活安全部長が警察情報の漏洩で逮捕された事件が大きなニュースになっています。

この背景には県警本部長の属する官僚機構の体質があるものとも言われており、不祥事による減点がその後の出世の道を閉ざす事があるとも言われています。

看護業界にも同じ様な体質があって、出世が見込まれている人または、出世欲の強い人は極力自分がインシデントや事故の投資者となるような場面を避けたり、上役がそうならないように取り計らったりもする事が多くあります。

例えば、受け持ちに重症者が重なっていたり、対応の難しい患者や家族の対応を避けるようになどする傾向があります。

一方で院長や法人の理事などが出席する会議などに、出席させたり、上層部の目に留まるような仕事をさせるようにも病棟師長あたりが取り計らったりもします。

そうした中で管理職候補は責任回避能力を身に着ける一方で、問題対処能力や信頼を得る事をしないまま、役職者となっていくようです。

看護師界隈では昔から業界の体質に起因する問題が山積みですが、根本的な解決がなされずに同じ事の繰り返しなのは官僚機構の悪いところを真似ている事も無関係ではないと感じます。

わかり易いところで言えば、インシデントレポートを書いた時に、明らかにシステム上であったり、体制に問題があるにも関わらず、「当該看護師の観察不足」などの結論に持っていくアレです。

この結論に持っていくのは、責任回避能力ばかりを身に着けた役職者だったりするので、いつまでも同じインシデントが起こり続ける事になります。

パッと見優秀で、勉強もよくできるような役職者が良い現場を作れる訳ではないと言うことを思い知らされるような鹿児島県警の事件でした。

広告

スポンサードリンク


 

※当サイトは広告を利用しています。

 

↓↓↓
共働き夫婦が 夕飯を作れない悩みを ミールキットで解決

病棟の仕事がつらい看護師さんへ
↓↓↓

← トップページに戻る


≪≪ 応援してくれると嬉しいです

励ましの言葉

 

コメントはまだ投稿されていません。
励ましの言葉を投稿してみませんか?

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

HTMLタグは使用できません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください