看護師はつくづく足元見られていると感じます。

一昨日、医労連傘下の組合で全国一斉ストが行われましたが、大谷!大谷!大谷!にかき消されて、気づいた人はそれほど多くないのかも知れません。

看護師含む病院のストは昨年、国立病院機構の組合で行われましたが、30数年ぶりの事でした。

1時間の時限ストで、参加者はほぼ勤務外なので通常業務に影響を与えない形で行われました。

その結果はゼロ回答ですが、これについても報道はありませんでした。

ストで訴える相手は病院の経営側はもちろんですが、全国一斉ストは政府に対しても訴えています。

ストは労働三権の争議権に属しているので、合法的に経営側にダメージを与えられる行為ですが、病院の組合で全面ストの形で行われた例はほぼありません。

看護師には「自己犠牲」や「使命感」があるので、「やりがい」なんかであやしておけば、待遇を切り下げても働くだろうと高をくくっているフシがあって、まともに交渉に応じる姿勢が見られません。

組合すらない病院では「経営が厳しい」の一言で、年収ベースで数十万円単位の賃金切り下げを平気で行います。

言うまでもなく、年々看護師の負担が増えている中でです。

もっと言えば、氷河期世代を含むこの30数年の間、待遇改善に向けた交渉をまともにやってこなかったツケでもあります。

特に氷河期世代に至っては「正社員になれるだけでもありがたく思え」という洗脳もあって、当時のベテランからもドン引きされる待遇に甘んじていました。

相変わらず、労組としては「患者様に迷惑はかけられない。」という姿勢で交渉に臨んでいますが、それが通用しないところにきているようです。

ストが目的化するのは愚かではありますが、今回の交渉の結果によっては、無期限全面ストも必要かも知れませんし、それをチラつかせせるのは交渉の常道です。

そうでなければ、一面焼け野原になるまで、医療者の待遇は変わらないでしょう。

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