先日、日本看護連盟の役職をされている方とお話をさせて頂く機会がありました。

ちなみに日本看護連盟≒日本看護協会で、日本看護連盟は自民党の下部組織にあたる政治団体です。

話題は看護師の待遇に関するもので、その方が仰るには「ベースアップ評価量加算によって、2.5%のベースアップが実現したのは自分達の頑張りだった。」との事です。

「ん、待てよ、ベースアップどころか、ボーナスを半減させられて、各種手当も削られて、年収ベースで数十万円減っているのは何でなんだぜ?」という疑問と、これが全国で起こっていて、全国一斉ストにもなった事も伝えて、これに対して連盟は何をしているのかも聞いてみました。

その答えは、「連盟所属の参議院議員である某先生(ここは実名)が国会の委員会で、石破総理に代表質問している。」と動画を魅せられました。

確かに、質問はしていましたが、原稿に目を落とし型通りの質問をし、総理が同じく原稿の棒読みで返す形で、何一つ言質すら得られてはいません。

「総理に質問したのはわかったが、この国会議員の先生達は、厚労省や財務省などとはどのように折衝しているのか?」と重ねて質問してみます。

「厚労省には看護師などの要望書の提出を行っている。」との答えです。

実質的な決定権を持っている所管官庁との話もまとめずに、総理への代表質問を行った形なので、言質が取れないのも当然です。

こんな話をしているうちに、次第にヒートアップしてきて、「何故、みんな看護師の待遇が悪いのを協会や連盟のせいにするんだ?待遇改善は労働組合の仕事だろう。」と逆ギレされました。

いや、ちょっと待って、全国の会員から「政治に一番近いところにいるのが日本看護協会≒看護連盟」と言って会費を集めて与党に上納したり、選挙資金に使っているのは誰か?という話にもなりました。

ちなみに病院業界での労働組合組織率は、17%くらいでしかなく、これで業界全体の待遇改善のロビイ活動をするには無理があります。

最初からまともな答えは期待していませんでしたが、「ドヤ顔」に始まり、「逆ギレ」に終わるのはあんまりではあります。

こちらとしては現場で働く者の現状を率直に伝えただけでしかありません。

予想はしていましたが、全く誰のために存在する組織なのかが、さっぱりわかりません。

地方から医療崩壊が進んでいるのは、看護師が耐えられずに現場を去っている事も原因だという話のところで、会話が決裂してしまいました。

全国組織の活動の詳細を知る立場の人が、一現場看護師の質問にすらまともに答えられずに、逆ギレしてしまうようでは、この業界の先が知れていると思うのは、決して気のせいではないのでしょう。

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