昨年度に16億円の赤字を出した新潟市民病院に経営コンサルが介入する事がかなりの話題というのか、衝撃が広まっています。

新潟市民病院はその名の通り、市で運営される公立病院ですが、そこに民間の経営コンサルタントが入るという事は、当然コンサルタント料名目で、資金が流出する事になります。

勤務先の民間病院で経営コンサルが入った事がありましたが、傾いた経営を立て直す事ができたとはとても言える状況ではなく、見事に食い荒らされた印象で、大幅な規模縮小という結末でした。

他の民間病院でも職員の大量離職で滅茶苦茶になったとか、人材サービス会社の草刈り場にされた話は山程聞きます。
そして人事評価制度を導入して、昇給を抑制したり給与の高いベテラン職員に退職を促すように圧をかける陰険なやり口も横行しているとも。

その新潟市民病院の職員は新潟市職員として、公務員としての待遇を受けていますが、周囲の民間病院の看護師などの待遇は地方の相場なので、首都圏などよりもかなり劣悪といえます。

恐らくではありますが、経営コンサルは病院の独法化なんかを画策しているのかも知れません。

これによって、職員の待遇を周囲の民間並みに切り下げる事が簡単にできて、短期的な数字は簡単に出す事はできます。

ただ、これによって周囲も含めての看護師などの給与水準はさらに押し下げられる事につながりかねませんし、病院の質の低下も心配する必要も出てきます。

病院の7割が赤字の状況でコンサルがどうにかしてくれるなどと、経営陣が考えているのなら無能にも程がありますし、経営改善のアリバイのためにコンサルを入れたとなれば、悪手のうちでも最悪レベルかも知れません。

この病院だけの問題ではなく、地域全体に影響が及ぶ話です。

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