全国の看護師達の最強の味方である看護系国会議員の先生と、日本看護協会会長の対談という記事がありました。

テーマは「看護師のやりがいを取り戻すためにできる事」というものです。

現場にいる者の率直な感想としては「寝言は寝てから言えよ。」です。

内容としては「看護師がベッドサイドに行くゆとりが欲しい」というものでしたが、行けない理由を作っているのはどこの誰なのかという感じです。

現場にゆとりをもたらすのは、潤沢な人員である事は言うまでもありませんし、適正な業務量もまた然り。

人員に関しては各地て現場崩壊が起きるレベルですが、それを防ぐ手立てとして、「やりがいを取り戻す」というのは有効なのでしょうか。

その前段階として、現場から看護師が去っていく原因に目を向ける事が欠かせませんが、この対談ではそこには触れられてはいません。

その原因については待遇と労働環境の悪化であって、分析を待つまでもない事は現場看護師ならよく理解できると思うのですが、業界のトップのお二人にはおわかり頂けない様子です。

看護師なら皆さんご存知のマズローの三角形では、身の安全や生活の安定などの上位に位置するのが、「やりがい」なんかだと思います。

下位の欲求が満たされなければ、上位の欲求には辿り着く事はできません。

そんな当然の事を抜きにして、精神論をぶち込むあたりは「いかにも」ではあります。

この調子なので潜在看護師が70万人を超えていて、現場に戻る気はない事にも、この人達は目を向ける事はありません。

どうせやるのなら協会理事と看護系国会議員に加えて、現場看護師の対談をやってみたら大盛況になる事間違いなしです。

相当に怒りをぶつけられる事になりそうですですが、割と出てくる意見はまとまっていて、給与や休日面なんかの待遇と職場環境あたりに収束しそうです。

あとは協会から押し付けられる意味のわからない書き物をどうにかして欲しいというあたりもあるかも知れません。

話を聞いているうちに袋叩きに遭うのが怖ければ、地方の病院で一看護師として、半年くらい身を置くのも良いでしょう。

そうでもしなければ、自分達の「対談」がいかに不毛なのかを理解できないでしょうから。

業界全体が加速度的に崩壊する理由を見せつけられるような対談でもありました。

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励ましの言葉

 
現場にいない者同士で対談しても意味ないですよね。どうせやるんだったら現場を経験するか現役の人を何人か交えてしろよですよね。それにコイツらきれいごとしか言わねよな
  • 名無しのナースさん さんより
  • 2025/12/31 17:52

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