10年前、新人の時のちょっと不思議な話。
ひとり患者さんをエンゼルケアして送り出した。最期は家族に付き添ってもらえて、良かったね〜と話して業務に戻った。

30分後、その患者さんにお見舞いが来た。
杖を手にした、背広に帽子という表現がぴったりの高齢男性で、紳士のように帽子を取ってこんにちはと挨拶された。
患者さんとは友人として付き合いがあって、しばらく連絡を取っていなかったけど昨晩夢に出た来た、いろいろ思い出したから〜と笑顔でお話しされる。

どう言おうか迷って、先輩看護師に対応をお願いした。
30分ほど前に家族とご自宅にお帰りになりました、お家の方にご連絡をとだけ伝えた。

退院出来る病状ではないと知っていたのかもしれない、私達の戸惑った態度に釈然としなかったのかもしれない。
そうですか、ありがとうございます、連絡してみますと返事をされ、帰っていった。

あの時のなんとも言えなかった気持ちを覚えている。とてもいい友人関係だったのだろうなぁ。

広告

スポンサードリンク


 

※当サイトは広告を利用しています。

 

↓↓↓
共働き夫婦が 夕飯を作れない悩みを ミールキットで解決

病棟の仕事がつらい看護師さんへ
↓↓↓

← トップページに戻る


≪≪ 応援してくれると嬉しいです

励ましの言葉

 

コメントはまだ投稿されていません。
励ましの言葉を投稿してみませんか?

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

HTMLタグは使用できません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください