今回の参議院選挙で改選になる国会議員のセンセが、「地方の看護師不足は看護専門学校の受験生が減少して閉鎖が相次いでいるためで、教育の質に問題がある。」との国会質問をしていました。

本当に問題の本質はそこなのでしょうか?

確かに看護専門学校に関しては、パワハラやアカハラなどの人権問題とも言える問題が顕在化していてはいます。

ですがお金の問題さえクリアになれば、F欄化している看護大を選ぶのが自然で、学位も取れずにカツカツのカリキュラムの専門に行くメリットはほぼありません。

もっと言えば、現在の看護現場を見れば看護師として働くメリットはどこにあるのかを聞きたいくらいです。

地方に行けば、夜勤込みで手取りが20万円程度で、下手をすればそれすら届かない病棟看護師なんかが、ゴロゴロあります。

夜勤がなければ15万円程度と、確実に生活が成り立たない給与水準です。

それでいて、仕事内容は都市部とは大差なければ、若い層は特に地方の低賃金に甘んじる理由などありません。

そんな中で現場崩壊も進んでいれば、既存の看護師も職場に留まる事もできなくなります。

そのあたりを無視して、新人看護師を逐次投入というのでは、穴の開いたバケツに水を流し込むようなもので、流し込む水がなくて、「さぁ困った」と言っているようなものです。

普通に考えたら、穴の開いたバケツどうにかする、つまりは既存の看護師が働き続けられる事をまず考えるはずですが、何十年かかっても、この考えには至りませんでした。

単に人員確保だけの問題だけではなく、様々な知見の蓄積もできない事を意味するものでもあり、カンケンなんかをやっても無駄です。

このセンセは学歴や学歴も立派で、看護政策に精通しているというのが最大の売り文句です。

そんな人が地方の看護現場の崩壊についての分析がこれでは、この業界の先行きは相当に暗いものです。

本気でそう思っているのか、意図的にズラしてやっているフリがしたいのかは不明ではあります。

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