看護師の仕事のハードさは、病院・施設の規模や部署によって異なりますが、患者さんの命に関わってくることも多々ありますよね。

だから常に緊張感あるし、ストレス多い仕事だよ

一定レベル以上の手技や判断が必要という看護スキルだけでなく、患者さんに直で接するため接遇も求められます。

場合によっては患者(の家族)と医者の板挟みとなって心が疲弊したり、さらには女性が多い職場ならではの人間関係で悩んだりすることもしばしばあるでしょう。

また、リーダー業務をやるようになるとプレッシャーが増え、
主任になればスタッフと看護師長との板挟みになり、
看護師長になれば稼働率を考えてのベットコントロールやスタッフの勤務調整など、
キャリアを積むと、悩みの内容が別ステージになることの苦労もありますよね。

 

また、結婚・出産後の育児の人生ステージに立ったときには、家事育児に協力的な夫(配偶者)か否かでご自身の負担は大きく異なります。

わが子が幼児のうちは時短常勤もできるからと、育休終わりからフルタイム勤務に戻っても、保育園の壁や小1の壁・学童の壁でパート勤務にならざるを得ないという話もよく聞きます。

こういった様々なストレスやライフステージの変化に対応するには、働き方を変えたり、働く職場を変えたりするのが有効な解決策。

部署の変更や勤務形態の変更希望を出して通ればよいですが、通らなければ別の職場を探すしかありませんよね…

その際、気になる病院のホームページの募集要項を見て、自分で連絡して入職する人もいます。

しかし圧倒的に多くの看護師さんが、転職サイトを使っているのが実情。

転職サイトという仲介業には賛否両論あり、また、担当者の当たり外れもあるのですが、やはり効率よく求人を探すことができるので便利です。

また、転職にあたって不安なことをサポートしてくれる場合も多く、その点ではおおむね好評です。

営業ありきで、サポートがなおざりな人に
担当されたくないなぁ

ということで、このサイトでは、
評判がよい転職サイトをいくつかピックアップしてあります。

 

ナースの働き方を考える働きやすい病院や職場は?

看護師さんの転職で押さえておきたいポイント

働き方や診療科から考える

 

自分にあった職場探しの方法

まず職場探しの方法としては、一番に求人情報誌(フリーペーパー)や求人サイトを閲覧する方がほとんどだと思います。

手軽で便利な方法ですが、看護師の求人に特化したものでないサイトで探す場合には、詳しい条件や病院情報が載っていないのが実情です。

他の職種の求人情報も載っていますので、看護師を続けるかどうか悩んでいる方にとっては便利ですが、明確に看護師での就職を希望しているのであれば、他の方法を選択することをお勧めします。

次に、病院のホームページや病院にある求人広告を閲覧する方法ですが、これは就職したい場所がある程度決まっている方が知っている病院や希望する診療科の専門病院の求人情報を調べるにはベストな方法です。

しかし希望する病院や明確な転職先を決めていない方が、この方法で職場を吟味するとなると病院の概要から募集要項や応募資格を一つ一つ確認しなければならず膨大な時間が掛かってしまいます。

病院情報がわかりやすくまとめられており、検索も行える求人サイトなどで何件かピックアップした後にこの方法で調べることをお勧めします。

例外的な方法ですが、自身の勤めている病院や施設の系列病院・関連施設を紹介してもらうという方法もあります。

勤務している病院に系列の病院や介護施設などがある場合に限られますが、現在の勤務状況が良好な場合にはこの方法での転職もよいと思います。

系列病院への転職では系列間の異動という形をとる病院が多いため、転職活動が容易に済むというメリットがありますが、給与面で大きな差が出にくい点がメリットでもありデメリットであると考えられます。

また現在の病院の体制に不満があるという理由で転職を考えている場合は、系列病院ということで病院の体制も変わらない可能性がありますのでこの方法はお勧めできません。

最後に、看護師転職サイトを利用する方法があります。

転職サイトを利用するためには会員登録が必要となりますが、看護師の転職に特化しているためこちらの必要とする情報が手に入りやすく、病院の求人数がとても多いのが特徴となります。

さらに転職コーディネーターと連絡を取り合うことで転職をサポートしてもらえるので、初めての転職で何をどうしたらいいかわからないという方はこの方法をお勧めします。

転職サイトの中には、断っているのにしつこく職場を紹介してくるなどネガティブな声が聞かれるところもありますので、転職サイトの登録前には口コミや評判を調べてからにすると、不要なトラブルが回避できると思います。

看護師の場合、特有な転職の際にやっておきたい事

転職が初めての方は、転職の際に何をしたらいいのかあまりよくわからないと思います。そのため簡単に転職の際にやっておきたい事を説明します。

まず初めに自分が何故転職をしたいのか・どのような転職先を望むのかという転職理由と転職後の目標をしっかりまとめておくことをお勧めします。

特に目標設定は重要で、目標が漠然としたまま転職を行おうとしても、自身がどうなりたいのかがはっきりしないため転職先を決めることが難しくなります。

転職理由と転職後の目標は、退職理由と転職先の志望動機になりえますので、しっかりと整理しておきましょう。

自身の気持ちに向き合った後は、転職の日程をおおまかに考えます。仕事をしながらの転職活動は、思っている以上に時間が掛かるものです。

空白期間を空けずに転職を行う場合は、転職活動はだいたい3ヶ月前から行うことが一般的です。

自分の中でだいたいこの日までにこれをやるというスケジュールを立て、転職までの大まかな予定を立てます。

現在病院の看護師寮に入居しているなど転職と同時に自身の転居も考えなければならない方は、その点も考慮し早めに動き出すことが重要です。

とはいえ、転職は相手のあることなので予定通りにはいかないと思いますが、しっかりと予定を立てて計画的に転職を行うことが転職成功の秘訣です。

この時、現在の職場の就業規則の退職についても確認しておくことをおすすめします。

一般的な退職届の提出時期は1ヶ月前となっていますが、職場によっては引きつぎなどの兼ね合いから少し早めに提出しなければならない場合もあります。

お互いに気持ちよく退職できるように、規則はしっかり守りましょう。

そして、転職の意思が固まったら看護師長など直属の上司に相談を行います。

転職先が決まってから退職の報告をする形でもよいのですが、直属の上司にワンクッション入れておくことで円満に退職がしやすくなります。

しかしこのあたりは職場の環境にもよるので、退職の引きとめが嫌・退職するとなると出勤しづらくなるなどの場合は、転職先が決まってから報告を行うのも良いでしょう。

また、希望の転職先が決まったら転職先についてしっかりと勉強しておきましょう。

病院の規模、院長の経歴や実績、病院の理念、主な診療科くらいは把握しておきます。

面接を受けることになった場合にもこれらを質問されることはあまりないと思いますが、転職先の病院について何の情報も得ていないのとしっかり勉強しているのでは受け答えの方向性が変わってきます。

さらに希望する診療科も決まっている場合は主な疾患・手術・検査は事前に勉強しておきましょう。

現在の自分のスキルと求められるスキルを比較して、自身には何が足りないのか・何を学びたいのかを明確にしておくと、入職後にスムーズに学習することができます。

 

以上、簡単に説明しましたがこれらは必ず行っておかなければならないことではありませんし、これだけやっておけば転職は必ずうまくいくというものではありません。

転職をよりよいものとするためのアドバイスとして参考にしていただければ幸いです。

また、退職を上司に伝えることに精神的な負担を感じる方は、退職代行サービスを使うことを検討してみてください。

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