
妻の看護師キャリアは20年以上。国立の総合病院からスタートし、クリニックを経て、今は介護施設併設の中規模病院で働いています。基本的にフルタイム常勤ですね。
病院の規模や部署によって忙しさは異なりますが、看護師さんの仕事は命にかかわってくる面もあり、ストレスの多い仕事ですよね。
一定レベル以上の手技や判断が必要という看護スキルだけでなく、患者さんに直で接するため接遇も求められ、場合によっては患者の家族との対応で心が疲弊したり、さらには女性が多い職場ならではの人間関係で悩んだりすることもあるかと思います。
主任になればスタッフと看護師長の板挟みになったり、看護師長になれば稼働率を考えてのベットコントロールやスタッフの勤務調整など、頭を悩ませることが別ステージになることの苦労も。
また、結婚・出産後の育児の人生ステージに立ったときには、家事育児に協力的な旦那さんか否かでご自身の負担は大きく異なります。子供が幼児期は時短常勤ができても、保育園の壁や小1の壁・学童の壁でパート勤務にならざるを得ないという話もよく聞きます。
私ナス夫の仕事は時間に融通がきく自営業ですので、できる限り家事育児をやって協力して家庭を維持してきましたが、妻の働き方を横で見ていて、大変だなと思うこともしばしばでした。
また同時に、看護師である妻と生活を共にしてきたことで、看護師さんの働き方に客観的な視点も持てるようになったかと思います。
その視点を生かして、このサイトでは、看護師さんの働き方と生活の充実をうまく両立させていくための方法や職場選び、転職サイトの活用法などをガイドできればと思っています。

※申し送り:
ただいまリニューアルにつき情報整理中です。見ずらい箇所もあってすみません ^^;
ナースの働き方を考える/働きやすい病院・職場は?
働き方/キャリアをどう積み上げる?
勤務形態とシフト等/常勤?パート?派遣?夜勤?
職場を替えたい/看護師の転職事情
- 看護師の転職理由で特に多いもの
- 転職の時期というのは看護師の場合はあるのか?
- 職場の決め方となる職場の条件にはなにがある?
- 看護師は転職を繰り返しても大丈夫か?それとも一つの病院で継続していくか?
- 転職サイトを使う看護師が増えているのはなぜ?
- 看護師の面接で看護観をうまく伝えるために
- 特定看護師の転職事情について
- 年配の看護師さんの転職がうまく行うために
- 育児中の看護師の転職先には病院内託児所が必要
- 看護師として転職したい病院を探すために行っている事は?
- 知っておきたい看護師の履歴書・職務経歴書の書き方
- 年収減でも転職をするべきケースとは?
- 企業看護師になるなら1日でも早い方がいい
- 転職先で歓迎してもらえないなら
- 「ナースではたらこ」の紹介冊子がハロワに登場
- 病院からクリニックへ転職するなら
- ボーナスと転職時期を迷ったら
- 看護師が転職を考えるのはどんなとき?
- 看護師転職サイトのお祝い金を徹底解説!
- ブランク後の復職で介護施設がおすすめできないワケ
日勤常勤で働きたい
日勤パートで働きたい
夜勤専従で働きたい
老健で働きたい
デイケアで働きたい
回復期リハビリテーションで働きたい
巡回健診で働きたい
消化器内科で働きたい
産婦人科で働きたい
ICU(集中治療室)で働きたい
脳神経内科で働きたい
自分にあった職場探しの方法
まず職場探しの方法としては、一番に求人情報誌(フリーペーパー)や求人サイトを閲覧する方がほとんどだと思います。
手軽で便利な方法ですが、看護師の求人に特化したものでないサイトで探す場合には、詳しい条件や病院情報が載っていないのが実情です。
他の職種の求人情報も載っていますので、看護師を続けるかどうか悩んでいる方にとっては便利ですが、明確に看護師での就職を希望しているのであれば、他の方法を選択することをお勧めします。
次に、病院のホームページや病院にある求人広告を閲覧する方法ですが、これは就職したい場所がある程度決まっている方が知っている病院や希望する診療科の専門病院の求人情報を調べるにはベストな方法です。
しかし希望する病院や明確な転職先を決めていない方が、この方法で職場を吟味するとなると病院の概要から募集要項や応募資格を一つ一つ確認しなければならず膨大な時間が掛かってしまいます。
病院情報がわかりやすくまとめられており、検索も行える求人サイトなどで何件かピックアップした後にこの方法で調べることをお勧めします。
例外的な方法ですが、自身の勤めている病院や施設の系列病院・関連施設を紹介してもらうという方法もあります。
勤務している病院に系列の病院や介護施設などがある場合に限られますが、現在の勤務状況が良好な場合にはこの方法での転職もよいと思います。
系列病院への転職では系列間の異動という形をとる病院が多いため、転職活動が容易に済むというメリットがありますが、給与面で大きな差が出にくい点がメリットでもありデメリットであると考えられます。
また現在の病院の体制に不満があるという理由で転職を考えている場合は、系列病院ということで病院の体制も変わらない可能性がありますのでこの方法はお勧めできません。
最後に、看護師転職サイトを利用する方法があります。
転職サイトを利用するためには会員登録が必要となりますが、看護師の転職に特化しているためこちらの必要とする情報が手に入りやすく、病院の求人数がとても多いのが特徴となります。
さらに転職コーディネーターと連絡を取り合うことで転職をサポートしてもらえるので、初めての転職で何をどうしたらいいかわからないという方はこの方法をお勧めします。
転職サイトの中には、断っているのにしつこく職場を紹介してくるなどネガティブな声が聞かれるところもありますので、転職サイトの登録前には口コミや評判を調べてからにすると、不要なトラブルが回避できると思います。
看護師の場合、特有な転職の際にやっておきたい事
転職が初めての方は、転職の際に何をしたらいいのかあまりよくわからないと思います。そのため簡単に転職の際にやっておきたい事を説明します。
まず初めに自分が何故転職をしたいのか・どのような転職先を望むのかという転職理由と転職後の目標をしっかりまとめておくことをお勧めします。
特に目標設定は重要で、目標が漠然としたまま転職を行おうとしても、自身がどうなりたいのかがはっきりしないため転職先を決めることが難しくなります。
転職理由と転職後の目標は、退職理由と転職先の志望動機になりえますので、しっかりと整理しておきましょう。
自身の気持ちに向き合った後は、転職の日程をおおまかに考えます。仕事をしながらの転職活動は、思っている以上に時間が掛かるものです。
空白期間を空けずに転職を行う場合は、転職活動はだいたい3ヶ月前から行うことが一般的です。
自分の中でだいたいこの日までにこれをやるというスケジュールを立て、転職までの大まかな予定を立てます。
現在病院の看護師寮に入居しているなど転職と同時に自身の転居も考えなければならない方は、その点も考慮し早めに動き出すことが重要です。
とはいえ、転職は相手のあることなので予定通りにはいかないと思いますが、しっかりと予定を立てて計画的に転職を行うことが転職成功の秘訣です。
この時、現在の職場の就業規則の退職についても確認しておくことをおすすめします。
一般的な退職届の提出時期は1ヶ月前となっていますが、職場によっては引きつぎなどの兼ね合いから少し早めに提出しなければならない場合もあります。
お互いに気持ちよく退職できるように、規則はしっかり守りましょう。
そして、転職の意思が固まったら看護師長など直属の上司に相談を行います。
転職先が決まってから退職の報告をする形でもよいのですが、直属の上司にワンクッション入れておくことで円満に退職がしやすくなります。
しかしこのあたりは職場の環境にもよるので、退職の引きとめが嫌・退職するとなると出勤しづらくなるなどの場合は、転職先が決まってから報告を行うのも良いでしょう。
また、希望の転職先が決まったら転職先についてしっかりと勉強しておきましょう。
病院の規模、院長の経歴や実績、病院の理念、主な診療科くらいは把握しておきます。
面接を受けることになった場合にもこれらを質問されることはあまりないと思いますが、転職先の病院について何の情報も得ていないのとしっかり勉強しているのでは受け答えの方向性が変わってきます。
さらに希望する診療科も決まっている場合は主な疾患・手術・検査は事前に勉強しておきましょう。
現在の自分のスキルと求められるスキルを比較して、自身には何が足りないのか・何を学びたいのかを明確にしておくと、入職後にスムーズに学習することができます。
以上、簡単に説明しましたがこれらは必ず行っておかなければならないことではありませんし、これだけやっておけば転職は必ずうまくいくというものではありません。
転職をよりよいものとするためのアドバイスとして参考にしていただければ幸いです。