ブランクから仕事に復帰・復職する際の注意

数年のブランクから仕事に復帰するナースが、看護師の復職者講習会を受けた話

ももたんです。

約4年ぶりに回復期病院にパートでの復職が決まりました。

今回は、就職活動をするにあたって参加した復職者講習会や、e-ナースセンターでの相談についてお話していこうと思います。

第1章 看護協会の復職者講習について

看護協会は定期的に復職者講習をしてくれています。

私は就職先を探す時にe-ナースセンターのサイトに登録していたので、その流れでホームページからいい講習がないかを探してみました。

申し込みはネットだったり、往復はがきでします。

その時ちょうど見つけたのが、今回行った採血技術と留置針の講習です。

中には常連っぽい人もいましたが、看護協会の復職者講習は3ヶ月に1度くらいのペースなので、何個も受けようと思うといつまで経っても復職できませんから、ある程度のところで見切りをつけないといけないと思います。

講習会は、病院から出張で看護師さんが来てくれて、講義と自分の病院の紹介、そして演習という流れで進みます。

ただね、その内容はというと、うーん。役立たないとは言わないけど、なにせ無料の講習なもので、物品がとにかく貧乏くさいんですよね。

採血の演習に行ったのに、真空管の直針は1回だけ、翼状針の練習も1回だけ、サーフローももちろん1回だけ。

針刺し防止機能つきの翼状針を使った場合に血液をスピッツに分けるために使う分注器に関しては、非常に高価ということで、4人に1つ。時間も4人が1つの技術をやるのに15分とか短く区切られていて、しかも、看護婦さんも参加者50人くらいを2・3人で見てくれているので、聞きたいことも聞けない。

正しいかどうかわからない技術を思い出し思い出しやってみるので、なんだか意味があるんだかないんだか、よくわからなくなりました。

演習には自分たちの腕は使えないので、模擬の腕モデルを使うのですが、すごく血管がわかりづらいモデルもあって、採血を失敗する人がたくさん出ちゃってたので、なんだかかわいそうでした。

針がないからやり直しもきかず、消化不良で終わる感じ。私はうまく行ったからよかったけど、技術演習に期待して行ってあれじゃ、なんだか不安が倍増して終わると思います。

おままごとみたいだったなーという印象でした。

それでも、ずっと離れていた技術なので、やらないよりはましといった感じです。物品が新しくなっているものもあったので、それに触れることはできますし、講義もあるから不満はあるものの、色々学ぶことは出来ました。

 

第2章 e-ナースセンターでの相談について

復職者講習は看護協会で受けたので、お昼休みに同じ階にあったe-ナースセンターの相談窓口に行ってみました。

私が聞きたかったのは、「こんな技術もないブランクのある看護師が、しかもパートで入りたいなんて言って、はたして雇ってもらえるのか?」ということについてです。抽象的ですね・・・。

この時はもう狙っている病院もあったので、きちんとした職探しの相談はしませんでした。(後にパートは託児所を使えないことが判明して働けないことになったのですが)でも、求人を見てみたり、講習を受けてみて思ったのは、やっぱり病院は常勤を雇いたい感じを出してきます。

なので、自分に売りがないのに、わざわざブランクのある、時間も短い人なんて雇わないんではないかが急に不安になったのです。

窓口の方に相談すると、「病院はブランクの有無だけでは採用は決めません。ブランクがあっても、できることが何かあって、その人がそれを一生懸命やってくれそうかが重要です。

それをきちんとやってくれる人であれば、足りない技術も後から習得してくれるだろうと考えます。

パートであろうと、一生懸命できる仕事をやってくれるかが重要なので、不安に思わずに飛び込むことです。」というお返事でした。

この言葉にはとっても励まされました。

私は大学病院でレジデントに頼り切って働いていて、その後もクリニックなどでふんわり働いてきたので、なんちゃって看護師感がすごくて、不安で押し潰されそうでしたから。

そして、悩み相談の他にも、自分で就職活動をするにあたっての流れを教えていただきました。

ネットなどでいい求人を見つけたら、まずは病院に電話をして、まだ求人募集があるかを確認する。託児所などの不明点がある場合はそこで聞いてみる。

そして、条件が合っていれば、病院見学をさせてくれるよう頼む。見学後に気に入ったら面接申し込みをして面接の日にちを設定するという流れで行くといいようです。

私が狙っていた病院はこの第1歩の託児所の使用条件ではじかれてしまい、見学や面接までたどり着けないまま終わりました。

今回就職が決まった病院では大体この流れで、見学会と面接は一緒に行う感じでした。

 

第3章 病院での復職者講習について

病院での復職者講習もネットなどで探すと結構出てきます。市が主催していたり、病院が主催していたり、色々ありますが、今回は市が主催する復職者講習に行ってきました。市が主催する場合は何個かの病院が合同開催というパターンが多いようです。講義と病院見学、実技練習というスケジュールが組まれています。

看護協会の講習会と違うのは、色々な病院の看護部長さんが現れて、病院説明をしたり、実際に病院に行って説明や見学をさせてもらったりするので、非常に緊張感があります。「このまま就職しないなんてありえるの?!」と怖くなりますが、意外にガツガツしたスカウトはありませんでした。あとは、市の主催だと補助金が出るらしいので、看護協会の復職者講習と比べると、実技の演習が充実している印象です。吸引用の顔モデルがあったり、導尿用のモデルがあったり、採血用のモデルがあったり、その時によって実技の内容は違ったりするようです。私が受けた講習では採血と血管確保と手洗いの演習がありました。ブランクある人たちの不安の種である看護技術を現役看護師さんのほぼマンツーマンのご指導の下で学ぶことができるので、非常に緊張しますが、生きた経験が出来ると思います。新人でもこんなに手取り足取りは教えてもらえないと思うから、ちょっとラッキーでした。

あとは、実際に看護師さんの生の話が聞けるというのは本当にためになって、久しぶりに看護論というか、「看護師ってすばらしいよ!」っていう話を聞けたり、子育てとの両立をどうしているのかを聞いたり、ブランクがあった看護師さんからも話が聞けて、すごく有意義な講習でした。そこの病院に勤めるもよし、その病院で勤めないとしても「まずは1歩踏み出して、看護師として戻っておいで!」と励ましてもらって、復職への意欲をいただいた気がします。一緒に参加した人は、今回のはとっても良かったと言っていたので、中にはあんまり有意義でないものもまぎれていたり、スカウトの圧がすごい場合もあるようなので、病院での復職者講習はそれなりに慎重な方がいいかもですね。狙っている病院で講習会をやっている場合はぜひ参加してみた方がいいと思います。

 

こうして、講習会なども駆使しつつ、今回の復職へと至りました。ブランクがあっても、普通に就職活動しても良かったのだろうけど、私は今回、復職支援講習を受けてみて、結構面白かったので、ぜひ皆さんも受けてみてはどうかなと思います。復職者セミナーはタダだったり、すごく安い場合がほとんどなので、おすすめです!

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