嫌な前の職場を辞めてようやく転職先が決まって、入職して心機一転、ここで頑張ろうと思っていた矢先にスタッフに思わぬ言葉をかけられることがあります。
「なんでこんなどうしようもない職場に来たのよ?」
「看護師足りてるんだけど、何しに来たの?」
「ここ、給料もボーナスも少ないのよ。他の病院が良かったんじゃない?」
転職先での出勤初日に、歓迎されることもなくこんなことを言われてしまったら、かなり落ち込んでしまいますが、これは意外によくあることです。
特に、看護師にはズバズバと歯に衣着せぬ物言いをする人が多いので、これから頑張ろうと思っていた看護師は、すっかり心が折られてしまう結果となってしまいます。
もし、そんな言葉をかけられる当事者になったら、どのように対処すればいいのか考えてみましょう。
まず、転職は本人にとってはとても喜ばしいことだと思います。
前の職場とすっきりお別れして、転職先で気持ちも新たに、何なら生まれ変わるくらいの気持ちでいるはずです。
だから、なんとなくウェルカムな空気感を期待してしまうと思います。
「よく来たね!これからよろしくね!」
なんて元気に声をかけて欲しいところでしょう。
けれど、ちょっと転職先側として考えてみてください。
確かに頭数は増えます。
しかし通常業務の中に、新しいスタッフの教育という業務が組み込まれて来ます。
しばらくの間でしょうが、それはそれで面倒なことです。
だから、新入りの顔を見たことで、なんとなくそんなに強く思ってもいないことを言いたくなってしまうのかもしれません。
また、本気でなんでこんなところに来たのか、不思議に感じているのかもしれません。
もっと他にいいところがあったんじゃないの?と本気で思ってくれている可能性だってあります。
だから、誰も歓迎してくれないのね…なんて考えないで、聞かれたことにうまく対応すればいいのです。
「どうしようもないことはないですよ~今日から頑張ります!」
「足りてるんですね~でも、私もお役に立てるよう頑張りますね」
「ここ通勤が便利なんですよ~頑張りますのでよろしくお願いします」
こんな具合に、最初はさらりさらりと交わしてください。
しばらく経って仕事を覚えて、しっかり業務をこなせるようになれば、自然に歓迎されるはずです。
今日の部屋持ち:onoi