日勤常勤を仕事として選択する准看護師は増えています。
准看護師の資格はかなり前から廃止になるという話があるのですが、実際問題、そう簡単にいく話ではないので、准看護師のまま働く人は非常に多くいます。
准看護師の中でも特に家庭を持ち、小さい子供のいる方の場合にはフルで働くことが難しいと言うのが現状ですよね。
しかし、せっかく准看護師の資格があるのですから、出来るだけそのスキルを生かして仕事をしたいものです。
これから日勤常勤を目指す方が気になるのは収入面の問題でしょう。
通常勤務の正看護師や准看護師と同等の給料を期待しているのであれば、それは期待はずれとなってしまうと思います。
日勤常勤は日勤のみを行う業務ですから、夜勤も準夜勤もなく、それに付随する夜勤手当もつきません。
その分、通常勤務に比べて収入面では少なくなります。
具体的には准看護師経験5年未満の東京都の医療施設での平均的な年収はおよそ400万程度になります。
正看護師が同じ条件で420万程度であるのを考えると、およそ20万程度の差があります。
地域、経験年数によっても変わり、経験年数が増えれば、反比例して平均年収も下降傾向にあります。
6年~10年未満の経験年数の場合、東京都の准看護師日勤常勤の平均年収は320万ほどとなり、およそ80万ほども下がることになります。
また、大阪では5年未満の経験者の場合の平均年収が350万ほどであるのに対し、6年~10年未満の経験者の場合は360万と下がるどころか10万ほどの上昇が見られます。
地域によって若干の変化がありますから、自分の地域がどうであるのかと調べておくといいかもしれません。
とはいえ、パート勤務に比べれば、それでも高い水準の収入であると言うことは間違いありませんから、准看護師として日勤常勤をすることを前提に考えるほうがいいでしょう。
夜勤手当などがない分、若干の収入は減りますが、それでも家庭と仕事を両立させながら、サラリーマンと同程度の水準の収入を得る方法はそうはないことを知っておきましょう。