日勤常勤を希望する方の多くは、定時出勤、定時退社がしたいという方がほとんどでしょう。
夜勤はせず日中に働き、夕方には自宅へ戻りたい。
そうした理想のために日勤常勤を希望する方は多くいます。
日勤常勤になったから、必ず定時に上がることが出来るはずと考えている方もいるかもしれませんが、残念ながらそれは無理な場合も多々あると考える必要があります。
常勤看護師、日勤常勤看護師と勤務形態に違いはありますが、業務内容に関しては、ほとんど違いはありません。
業務内容が変わらなければ、当然、デスクワークと言う仕事も出てくるわけです。
通常の入院患者へのケアなどの業務を行い、記録や書類関係のデスクワークも行うとなれば、慣れないうちは残業になることもあるでしょう。
また、次の勤務帯の看護師への申し送りと言うものもあります。
時間がかかれば、それだけ退勤の時間が長くなり残業と言う事になります。
看護師として働いたことのある方であれば分かるでしょうが、よほど効率的に仕事をしなければ、全く残業のない毎日を過ごすと言う事は出来るものではありません。
次の勤務帯の方への申し送りも、伝達事項が多ければそれだけ時間がかかりますし、必要なデスクワークも多くなれば相応に時間がかかってしまうものです。
毎日残業と言うわけではありませんから、日によっては残業になるという日も必ず出てきます。
日勤常勤は定時に上がることが出来ると全く残業のない仕事、とイメージしているかもしれませんが、日によっては残業をしなくてはならない日もある、と考えておきましょう。
全く残業もなく、定時で帰りたいと考えるのであれば、日勤常勤看護師ではなく、パート看護師を目指すことです。
日勤常勤に比べて責任の少ない仕事になりますから、必要な仕事も日勤常勤に比べて少なくなり、その分退勤の時間も早くなります。
しかし、相応に収入は減りますから、収入を維持しながら日勤のみで働きたいという場合には、日勤常勤として働き、ある程度の残業も覚悟した上で働く必要があります。