全国の大学病院含む公立病院や基幹病院で赤字経営との理由で、ボーナスの減額するところが多くあります。
しかも、半減というところも多く、それに引っ張られる形で民間の市中病院も追従しています。
地方へ行けば基本給が低い事もあり、ボーナスとは呼べない水準です。
その原因としては物価高騰による経費の上昇や、退職者の穴埋めのための人材サービス利用料の高騰などですが、経営努力だけの問題にはとどまらないところにきています。
そうなると個々の病院の組合の交渉だけではどうにもなりませんし、組合のない病院などではどうしようもありません。
病院勤務の看護師の給与の原資は言うまでもなく、保険点数による公定価格によるものです。
政策的な問題が多く絡んでいますが、そこに対する動きがないのは何故でしょうか。
年度末にかけて看護師の大量離職の話も結構出てきてもいます。
コロナ禍での「医療崩壊」で大騒ぎになりましたが有事になるまでもなく、それが起きようとしています。
それに対してアクションを起こすべきところがあるように思いますが、全くのノーリアクションです。
「政治に近いところにいる」はずの日本看護協会なんかがそれにあたると思いますが、どう思っているのでしょうか。
看護系国会議員も含めてですが、全く関心がないかのようで、議員さんに至っては「〇〇看護連盟が国会見学に見えられました」などとツイートする始末です。
せめてマスゴミでも集めて、何らかのコミットメントくらいはあっても良さそうなのですが、それもありません。
この業界のエラい人達は「思考停止」というのがピッタリなのかと。