年末年始の勤務体制に関する話が出始めるこの時期、「カンケン」に携わる全国の病棟看護師の皆様は追い込みの時期を迎えておられるかと思います。
年度末の少し前あたりにカンケンの院内発表会を終えたあたりに、担当者という名の「人柱」が立てられ、計画書の段階からやり直しと再提出の繰り返しに辟易する事になります。
この「査読」を行う人達はどういった人達でしょうか。
専門の研究分野があって、学位を取得している人である事はごく稀かと思います。
せいぜい、協会あたりが主催した研修会に参加したくらいの、「看護研究委員会」所属の病棟看護師である事が大半ではないのでしょうか。
「研究者」である病棟看護師が研究職ではないのは当然ですが、「研究指導する側」も同じです。
これでまともな「研究」をしようというのは料理人全員が、誰も食べた事もない未知の料理を作れと無茶振りされている状況に近いものかと。
そうなると、当初の「研究目的」からどんどん逸脱していったり、再提出を繰り返していくうちに、文章としておかしくなっていったり、間違った日本語への「訂正」を強要される場合も存在します。
関わる人全員が正しい研究を理解していないのですから、当然といえば当然で目新しい発見などある訳がありません。
全国の病棟看護師が強要される「カンケン」は数十年にわたって、こんな事を繰り返してきて、そこから生み出された成果はあまりに乏しいものではなかったのでしょうか。
これをやるのも業務命令なのか、「自己研鑽」なのかも曖昧なまま、強要されるがままです。
勤務後の時間外や休日をすり潰しながら、イジメまがいの「研究指導」を受けながら続けて、「とても勉強になったからまたやりたい。」となる訳がありません。
みんな無駄で弊害しかないとわかっている事を、やめる事ができないのも、看護師業界の体質ではないのでしょうか。
年度末の少し前あたりにカンケンの院内発表会を終えたあたりに、担当者という名の「人柱」が立てられ、計画書の段階からやり直しと再提出の繰り返しに辟易する事になります。
この「査読」を行う人達はどういった人達でしょうか。
専門の研究分野があって、学位を取得している人である事はごく稀かと思います。
せいぜい、協会あたりが主催した研修会に参加したくらいの、「看護研究委員会」所属の病棟看護師である事が大半ではないのでしょうか。
「研究者」である病棟看護師が研究職ではないのは当然ですが、「研究指導する側」も同じです。
これでまともな「研究」をしようというのは料理人全員が、誰も食べた事もない未知の料理を作れと無茶振りされている状況に近いものかと。
そうなると、当初の「研究目的」からどんどん逸脱していったり、再提出を繰り返していくうちに、文章としておかしくなっていったり、間違った日本語への「訂正」を強要される場合も存在します。
関わる人全員が正しい研究を理解していないのですから、当然といえば当然で目新しい発見などある訳がありません。
全国の病棟看護師が強要される「カンケン」は数十年にわたって、こんな事を繰り返してきて、そこから生み出された成果はあまりに乏しいものではなかったのでしょうか。
これをやるのも業務命令なのか、「自己研鑽」なのかも曖昧なまま、強要されるがままです。
勤務後の時間外や休日をすり潰しながら、イジメまがいの「研究指導」を受けながら続けて、「とても勉強になったからまたやりたい。」となる訳がありません。
みんな無駄で弊害しかないとわかっている事を、やめる事ができないのも、看護師業界の体質ではないのでしょうか。