最近の新人に問題がないとは言いませんが、扱いが酷いのは間違いありません。
奴隷根性が骨の髄まで染みていた氷河期世代と同じ扱いをすれば反発はしますし、どんどん辞めるのは当たり前過ぎます。
そもそも、氷河期世代が異常な環境でマインドコントロール状態にありました。
新人のうちは病棟に出てくるだけでやっとなのは、皆さん経験済だと思います。
そこに課題やら毎日のように未経験の事が「これでもか」と押し寄せてもきます。
その課題も休日にこなす前提なので、気持ちが休まる暇もありません。
何よりも問題なのは、現場崩壊している中で「成長」を要求しているところなのかとも思います。
もちろん、挨拶すらロクにできずに不誠実さなどの問題は新人の側にもあります。
ですが、新人とは言え成人が人目も憚らず号泣する環境は異常です。
これが何十年も当たり前とされてきた事でもあります。
本人達には言いませんが、その異常さは氷河期世代の我々もよくわかっています。
その異常さが現在の現場崩壊につながっている事も。
「やりがい」や「使命感」のような精神論だけでは職業として成り立つ訳がありませんが、その事をこの業界全体が理解しているとも思えません。
せめて勤務外には気分転換くらいはさせてやりたいのですが、氷河期世代よりも上の看護部なんかはそれを許しません。
クソみたいな労働慣習や労働環境も、「みんな経験する事だから」で変えようともしない思考停止は、間違いなく業界を蝕んでいます。