ダブルワークを始めてみようと思っても、大変そうだと思ってなかなか踏み出せない方もいると思います。
今回は、私の体験談をもとに、どうやって仕事を掛け持ちしたらよいか掛け持ちで注意した方が良いことをご紹介したいと思います。
目次
ダブルワークのメリットとデメリット
ダブルワークって何となく大変なイメージがありますよね。どんな目的で始めたにしろ、休息をとる時間も無くなるし、働き続けて体力的にきつそうなイメージもあります。
派遣なので毎回違う場所に行く事だってありますし、普段よりも多くの人と関わる必要があります。
また、全く知らない場所で勤務する事がほとんどなので利用者さんや患者さんの特性も分かりませんし、何をして良いのかも分からない事があります。
ここまで読んで、ダブルワークを始めようと思っていた人も不安を感じてしまったかも知れませんが、それでも私はダブルワークのやり方次第ではメリットも出てくると思います。
私が最大のメリットと思うのは、人間関係を気にしなくて良いことだと思います。
病院で働いていると、先輩や医師に対しても気を遣う事が多いと思いますが、派遣先の方は気さくな方が多いので良い気分転換になって働けます。また、お金も貯まりやすくなりますし、空いている時間も、使い方次第では有効に使えます。
ダブルワークをする際に気をつけていたこと
余裕を持って勤務調整をする
まずは、勤務の調整の仕方です。知り合いの看護師の中には、夜勤明けでそのまま派遣の仕事をするという看護師も居ましたが、自分の体調や体力を考慮して勤務調整できることが派遣の仕事の利点なのだと思います。
私の場合、休日の度に毎回派遣の仕事を入れていては体力が持たないので、月に2~4日程度の勤務で大抵は夜勤明けの翌日に調整していました。
また、病院によってはどの忙しいとか、どの曜日が忙しいとか分かる場合もあるかも知れません。私も、忙しくなりそうな時期や病院勤務が連勤になっていたときは派遣の仕事を少なくしていました。
逆に、病院の入院患者さんが減って急にお休みをくれることもあるので、自分の休日はそこに用意して、もともと組まれていた休日を派遣の仕事に当てるようにしました。
本業に支障が出ないように勤務を調整することも大切です。派遣をやっていて、体調を崩して病院の勤務を休まなければならなかったという風になってしまったら、病院の他の看護師や患者さんに迷惑をかけてしまう事になります。
そのためにも、この日なら絶対に派遣に入っても大丈夫という日に勤務するようにした方が良いでしょう。
自分の働きやすい場所で勤務をする
派遣の仕事って、慣れない場所で勤務をすることがほとんどなので、大変だと思います。特に、始めた頃は慣れない場所の上、慣れない仕事なのでいっぱいいっぱいになって疲れてしまうこともありました。
なので、最初のうちは出来るだけ同じ場所に勤務するようにしていました。そうすると、その仕事の特性だとか、方法だとか、どうやったら効率が良くできるかとかが分かってくるようになります。
そうして私は、徐々に仕事の幅を広げて色々な派遣先へ行って勤務をしていました。
最初のうちは自分に合う派遣業務が見つからないかも知れませんが、色々経験していくとこの仕事は自分に向いている、この派遣先は自分に向いていると言うものがある場合もあります。
私も、同じ業種でも合う派遣先と合わない派遣先があったので、自分が出来るだけ働きやすい場所を選んで勤務をしました。
ダブルワークをしていることを言わない
勤務している病院によっては、ダブルワークを禁止している場合もあるかもしれません。そのような場合、勤めていた病院を解雇される可能性だってあります。
なので、どんなに仲の良い同僚や友人が居たとしても、ダブルワークをしていることを言わない方が良いでしょう。
病院で勤めていると、本当に他の看護師は派遣をやっているのかと疑ってしまう位、派遣のはの字も聞きません。
でも、派遣先でダブルワークをしている看護師がいるかどうか聞くと、「あの病院の看護師さんが来てくれたこともあるよ」と言われたこともあります。
ダブルワークをしている看護師は、ダブルワークをしていることを内緒にしていることがほとんどです。自分の身を守るためにも、できるだけ言わないようにした方が無難です。
税金対策をちゃんとする
働いている以上、税金は払わなければならないものだと思いますし、税金を払わなかったばかりにダブルワークをしていることがバレてしまう可能性だってあります。
今はネットに色々載っていますので参考にして、税金対策を万全にするようにしてください。
無理をしないことが大切
看護師の仕事は、ただでさえ心身共にストレスがたまりやすい職業だと思います。
なので、そんなに疲れていないと思っていても、自分が思っている以上に疲労が溜まっていることもあると思います。
私も、派遣の仕事に慣れてきた頃に調子に乗って、派遣の仕事を沢山入れてしまって後悔した事があります。
自分にストレスをためない程度に無理をしない程度に、適度に休暇をとるようにして、細く長く続けるようにすることがお勧めです。