看護師といえば、一昔前なら病院で働くものと相場が決まっていましたが、今や、介護施設や老健、保育所や製薬会社などにも看護師は必要とされています。そんな中で、看護師の求人案件で特に人気が高いのが企業看護師になります。企業看護師というのは、病院内で働くのではなく一般企業内の医務室で働く看護師のことです。フィールドナースと呼ばれたり、クリニカルスペシャリストと呼ばれたりすることもあります。
では、企業看護師の求人がなぜそんなに人気なのかと言いますと、看護師の資格を持った社員という位置づけですので、待遇もその企業の社員と同じように労働条件も優遇されるのです。ですから、例えば病院のように夜勤や3交代のシフトがありません。
また、企業の一員として働くわけですから、その企業の給与形態に則って給料が支払われることになりますので、病院で働く看護師より高額な給料が期待できます。
さらには、充実した各種の福利厚生を受けることができます。
それだけでなく、看護師の他に資格を有していたり、パソコンのスキルが高かったり英語が堪能だったりすると、その企業で高く評価されることが多いです。企業看護師は、言ってみれば自分自身のスキルを最大限に活かせる仕事であると言っても過言ではないでしょう。
さて、企業看護師になるなら1日でも早い方がいいという話がありますが、これは本当です。中には、臨床の場で長い間経験とスキルを積んで、転職してきた看護師を高く評価する企業もあります。ですが、看護師も企業の一員となるわけです。つまり、早いうちからその企業に在籍すれば、社員としてのキャリアが積み重なることになり、昇給などに良い影響が出るのです
大企業の多くの社員の健康を預かる仕事になりますから、新人看護師には不向きな仕事であるかもしれません。しかしながら、ある程度病院での経験を積んだ看護師なら、転職して企業看護師を目指すというのは良い選択であると思います。
今日の部屋持ち:on