精神科病院である八王子市の滝山病院の事件は「またか」と言う感じでしたが、色々と凄い病院のようです。
まずここの死亡退院の割合ですが、驚異の66.6%と言う事で、単科精神科病院の平均4%とは比較になっていません。
今回の事件は看護師ら4名の患者に対する暴行容疑での逮捕でしたが、色々と体制に問題もあり違法な身体拘束などの問題も出てきています。
そして一番の驚きだったのが、2001年頃に起こった朝倉病院事件の際に病院長だった朝倉重延院長が滝山病院の病院長だった事です。
こちらの事件も恐らく精神科病院に関わる人であれば知らない人はあまりいないと思いますが、違法な拘束などはもちろん、不要なCVや「病室での手術」などによる診療報酬の請求、患者40名の不審死があったにも関わらず、刑事事件での立件は何故かありませんでした。
朝倉病院はその後閉院になりましたが、閉院理由は保険の不正請求による指定取消しによるもので、違法行為によるものではありません。
院長は医師免許取消しなどの行政処分もなく、滝山病院の病院長に就任していての今回の事件です。
報道の中でもその事には触れられてはいませんが、医師免許登録者の中に朝倉重延と言う名前は一名しかありません。
今回の事件の内容以上にもっと大きな何かが出てきそうな事件です。