看護師といえば高収入と言うのは誰もが知ることです。
過酷な職業であると言うこと、有資格者であると言うことなどの条件もありますが、看護師として勤務をしている方の多くは一般サラリーマンと同等、あるいはそれ以上の収入を得ているはずです。
しかし、人によっては日勤常勤としての転職も考えている方もいるでしょう。
その場合、やはり気になるのは収入の問題です。
家庭環境や自分の体調などの問題で夜勤が難しくなると言う事は多くあります。
その場合、職場へ相談をして日勤常勤へと変更してもらうことも出来るでしょうが、職場との折り合いが付かなければ転職という形になります。
勤務帯の変更や転職、どちらにしても収入面でマイナスがある事は間違いありません。
日勤常勤として勤務をしても、常勤看護師と同等の高収入を得ることは可能か?ということに関しては、結論から申しますと、常勤看護師と同等の収入と言うのは、残念ながら無理です。
常勤看護師は、残業の他、夜勤なども行っており、各種手当てが付与されます。
看護師が高給であると言うのは、これらの手当てが豊富についている結果に過ぎません。
そのため、日勤常勤と常勤の場合では、給料面での差がついてしまうのは仕方のない問題であると言えるでしょう。
では、日勤常勤は給料が安いのか?と問われれば、こちらも答えはNOになります。
一般サラリーマンと比べれば、日勤常勤の看護師であっても、同年代のサラリーマンと同等、あるいは、それに近い程度の収入にはなります。
1~5年の看護師が日勤常勤になった場合の平均年収は395万ほどになります。
全国平均なので、地域によってはバラつきもあるでしょうが、新卒からの平均収入になりますので、同年代のサラリーマンよりは多くもらっている計算になります。
6~10年の場合では412万ほどになり、更に上がります。
看護師という世界で考えるから、日勤常勤は給料が安いというイメージになりますが、一般的な職業の収入として考えれば、看護師の日勤常勤はやはり高収入であるという事実に変わりはありません。