脳神経系は人体の生命を司る器官としてとても重要であるとともに、とても興味深くもあります。
そのような脳神経系の構造や機能、潜在的な能力などのついての関心や探究心を持っているナースは、それを自分自身の看護に役立たせることができるはずです。
脳梗塞や脳出血などでは早い段階からのリハビリが有効であることが知られています。
ナースもそれに関わっていく中で患者さん少しの変化や可能性にやりがいを見出し、共に喜び合える関係性を築いていけるかも大きなポイントとなります。
脳神経内科は外科系の多忙さに比べれば、多少はゆとりがあるのでじっくりと患者さんに向き合いたい人には向いています。
患者さんへの興味や関心を持つことができ、どんな年代やタイプの人とでも会話できることが望ましいでしょう。
また自分だけでなく様々な職種が関わり合い、チームとして仕事に取り組まなければならない職場ですから、チーム内でのコミュニケーションや自分の考えをきちんと相手に伝えることもできればなお好ましいと思われます。
脳神経系の障害によってADLの低下した患者さんが多いため、身体的負担の大きい日常生活ケアがほとんどを占めます。
清潔のケアなど一人では困難な場合もあり、他のスタッフとの協力は欠かせません。
そのため相手の業務のことを考えて協力を求めたり、また自分も協力したりすることが業務をこなしていく上で必要となります。
特に夜間勤務では人数が限られた上にハードともなるため、よりいっそうの協力体制や周りを見る目が大切です。
いつも自分は助けてもらっているのに他の人のことを助けないのではチームとしての人間関係を良好に保つことはできません。
周りへの気配りができるということは、結局は患者さんへの気遣いもできるということにもなります。
このようなハードな勤務では体力面での負担が大きいことから、自分の健康についても関心を持ち体調コントロールができなければなりません。
また仕事でのストレスも体調を崩す原因となるため、十分な睡眠や食事、余暇の過ごし方などストレス対処が上手くできることは仕事を長続きできるコツでもあります。