これから夜勤専従看護師への転職を考えているのであれば、夜勤専従看護師になる前に気をつけておきたいことをしっかりと把握しておくといいでしょう。
何事も知らないよりも知っておくほうがいいですし、知っておくことで何かの時に知識として役に立つものです。
夜勤専従看護師は夜勤を専門に行う仕事であり、日勤や準夜勤などを行う事はありません。
そのため業務中は、同僚看護師や上司、医師以外には救急で運ばれてきた患者くらいしか他人との接点がありません。
ナースコールで呼ばれることがほとんどないと言う意味で考えれば非常にいい環境ですが、逆に入院患者を把握することが難しい環境であると言うことを覚えておきましょう。
人が人を覚えるためには、顔などの外見的特徴だけでなく、名前、声など様々な要素が必要になります。
顔を知っていても名前が分からなければ人を覚えているとは言えませんし、名前が分かっていても顔が分からなければ判別することが出来ません。
夜勤専従看護師として働く環境では、よほど急性期の病棟でもない限り、ほぼ全ての患者が寝ている状態にあります。
この状態で患者と接触することはほとんどありませんし、患者一人一人を把握すると言うのも非常に難しいものです。
全ての入院患者を把握する必要はありませんが、少なくとも自分が担当する患者を把握する努力はしたいところです。
さもないと、万が一夜中に患者が急変した際に、自分の担当している患者がパッと分からなければ初動が遅れてしまい、手遅れになると言う事すら可能性としてはあります。
ヒヤリ・ハットすらも患者の命に影響を及ぼす仕事ですから、その分、しっかりと患者を把握することが必要になります。
いつもやってる、やっていた夜勤の仕事だからと軽く考えると思わぬ失敗をするものです。
慣れてしまうと、緊張感も緩んできますので危険です。
人の命を預かっていると言う事をしっかりと肝に銘じ、些細なミスも犯さないように細心の注意を払いつつ業務に当たりたいものです。