少子高齢化により、今度はますます高齢者の患者さんが増えてくるでしょう。
看護師のなかには、老人介護施設、介護ステーションなどの職場で働くことを敬遠する方もいます。
あくまで看護の世界で働きたい方にとって、介護士に近い仕事内容になることを好まないのです。
しかし、今後は高齢者医療に関する職場が増えるのは間違いありません。
高齢者は今後もどんどん増加していきますから、これは必然の流れと言えます。
今後は、訪問看護ステーション、ケアミックス病院、療用型回復期リハ病棟などの職場が増えてきます。
実際に求人案件を見てみると、昔よりも割合が増えているのがわかるはずです。
高齢者医療に携わるなら、このような病院・施設で仕事をするといいです。
訪問看護の仕事は給与が下がるので嫌だという方もいますが、これは残業・夜勤がないことが大きいのです。
看護師の仕事は各種手当が大きいのであり、基本給は意外と低いのです。
残業・夜勤をして稼いでいるのが現状であり、夜勤・残業をゼロにすれば、稼ぎは大きく減るでしょう。
訪問看護は勤務時間が短くなるので、給与が減ってしまうのは当然なのです。
訪問看護ステーションは、利用者様に対して自宅療養サービスを提供する仕事なので、ひとり一人としっかりと向き合うことができます。
そのため、コミュニケーションスキルは高い方が好まれます。
すぐに退院する患者さんならば、入院中だけ付き合えばいいという気持ちもあるかもしれませんが、訪問看護ではそうはいきません。
利用者様の声は、そのまま自分への評価になるのです。
ケアミックス病院は、急性期・慢性期の患者さんを収容できる施設です。
すでにケアミックス病院に勤務しており、急性期病棟で活躍されている方なら、慢性期病棟への異動を希望してみるといいでしょう。
若いころは急性期病棟で経験を積みたいものですが、年齢を重ねてくると辛いと感じる方も少なくありません。
そのため、40代以降で復職・転職する方は、慢性期病棟を希望するケースが多いのです。
療用型回復期リハ病棟は、リハビリ患者さんに対するサポートをします。
医師を筆頭に、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったたくさんの医療スタッフがおります。
さまざまな医療スタッフとの連携が必須であるため、コミュニケーション能力の高い看護師が好まれます。
また、リハビリでストレスの溜まっている患者さんの相手をするため、ある程度の忍耐力も必要となるでしょう。
臨床経験については、3年以上であることが好ましいです。
今日の部屋持ち:onoi