看護師の資格を取得し、間もない時期に夜勤専従看護師としての就職を考えていると言う方も多いでしょう。
現実問題、看護師業界は非常に多忙を極めます。
残業、夜勤、患者のケアなど様々な業務に終われ、新人のころは日々の勉強や業務のおさらいに追われることが常となります。
特に2年目くらいまではそういう日が続きますから、寝る時間すらまともに取れないと言う看護師もいるほどです。
個人差はありますが、概ねほとんどの新人看護師は毎日の業務に押しつぶされそうになりながらも、仕事の仕方などを現場で体で覚えると言うのがほとんどです。
これほどに多忙な看護師業務ですから、全ての人間が看護師として通常の勤務を続けて一人前になれるというわけではありません。
中には途中で体調を崩してしまい、退職を余儀なくなれるという方も多くいます。
しかし、せっかくの看護師資格ですから、活かして仕事を続けたいと考える方も多くいます。
夜勤専従看護師は、そうした方の最後の砦とも言える仕事かもしれません。
ただ新人のうちに転職し、夜勤専従看護師を目指すには経験が浅いことがネックになるのではないか、そんな風に考えてしまう方もいるでしょう。
ですが、夜勤専従看護師になるために明確な経験日数などの規定はありません。
極端な話、看護師資格取得直後の新人から夜勤専従看護師になることも、まず問題はありません。
と言うのも、夜勤専従看護師の業務自体は通常の一般看護師に比べて労働自体が軽微なものであると言う理由が挙げられます。
夜間の病棟巡回や入院患者のバイタル確認、要介護患者のケアなどがメインの業務になりますが、夜間は患者が寝ていることもあり、ナースコールで呼ばれることなどはほとんどなく、日勤とは比較にならない仕事量です。
そのため、看護師として基本的な仕事が分かっているであれば、誰でも夜勤専従看護師になることが出来ます。
ただし、病院側としてはまったくの新人よりも、ある程度の基本的業務を理解している人材を欲しているのは間違いありませんから、資格取得直後の新人が夜勤専従看護師になるというのは、あまり現実的ではありません。
1年ないし2年程度の経験があれば、夜勤専従看護師としての業務に問題はないでしょう。